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【苦手な方は必見!】クランクベイトの使い方・釣り方・考え方

      2017/11/16

どーも。ykです。

普段は釣行記中で、その時の魚に合わせたykなりの「考え方」や「釣り方」などを語ってきました。

ブログとして、そのやり方が不正解というわけではないと思うのですが、やはり釣行記というのは検索エンジンに引っ掛かりにくい(検索されにくい)性質があります。

ので、ちゃんとした解説だけの記事を書いて、「始めたばかりの人」「このルアーが苦手だ」というたくさんのアングラーに、気軽に参考にして頂けるよう、こういった検索されやすい記事を書いておこうという試みです。

 

 

 

ルアーの王道・クランクベイト

クランクベイトというジャンルのルアーには、このルアーが大好きでしょうがないというマニアな方々がたくさんいます。

ルアーの雑誌や、ルアーを取り扱うショップのホームページ、看板、個人のブログなんかで、ロゴで一番使われるルアーはクランクベイトだったりします。

僕自身もルアーと言われて一番最初に頭に浮かぶのはクランクベイトだったりします。

 

クランクベイトの語源

完全な正解を知ってる人も少ないと思うので書いておきます。

※僕が言うことが正解じゃないこともあるかもしれませんが(笑)

クランク・・・機械装置の一つ。往復運動を回転運動に、またはその逆に、変える装置。

ベイト・・・エサ

なんのこっちゃかわからんですね。

ニュアンス的に言うと「リールをグリグリ巻いて使うエサ」という感じになります。

 

グリグリ巻く?ただ巻きが正解なのか?

そうではありません。

後ほど、なるべくわかりやすく使い方や釣り方を解説します。

当然、巻くだけでも釣れたりしますが、それは「釣った」ではなく「釣れた」の衝突事故的なものですよね。

ルアーフィッシングで良く出てくるこの伝説の言葉、「釣れたじゃなく、釣った」が出来る人が、真のクランクベイターとykは思います。

ので、ここから↓で具体的な解説を書きますので、しっかり覚えて行って欲しいと思います。

 

①【基本】地形変化を知り、クランクベイトを投げる

基本中の基本です。

これが分かってないと「釣れたじゃなく、釣った」が成り立ちません。

 

ボートの釣りをする人は魚探で地形を見たら簡単ですね。

けど、これを見にきてくれている方々は、ほとんどがおかっぱりでしょう。

おかっぱりから地形が知りたければ、重たいシンカーのみをキャストしてカウントダウンで知ることが出来ます。

シンカーのみをキャストしたら、カウントしやすいんですが、これを見てくれてる人の中には「どうせキャストするなら釣りがしたい」って人、いますね?(笑)

その気持ちよくわかります。

 

ってことで、僕がよくやるのはバイブレーションをキャストして着底までのカーブフォールでカウントを取って地形を理解するやり方をします。

ただし、バイブレーションのカーブフォールでは、着底と同時に何かに引っ掛かると着底の瞬間がわかりません。

本来であれば、ルアーが何にも引っかからず着底すると「フワッ」とラインテンションが抜けるのでカウントできるんですが、やっぱりウィードが濃いエリアだったりすると「フワッ」が手元に来ないでウィードに絡んでしまいます。

そういうエリアであれば、僕はショートリーダーのヘビーダウンショットを使います。

これならよほどウィードが濃くない限りは着底を感じれますのでカウントダウンが出来るんで、バイブレーションで着底した瞬間がよくわからんって人にオススメです。

 

上記で書いたようにカウントダウンをあちこちでキャストして「深い」「浅い」が判断でき始めると、ブレイク(ドロップオフとも言われますが、水深が急に変わるところなど)、ハンプ(馬の背とも言われる底が盛り上がった形状)などなどの水中に存在する地形変化がわかってきます。

この地形変化を釣っていくことがクランクベイトで釣りをする基本になります。

 

何もないフラットエリアで闇雲にクランクを投げても、釣れる魚は事故フィッシュ。

 

それでも釣れたら楽しいんですが、釣れて楽しいだけなら僕は餌釣りをするでしょう。

せっかくのルアーフィッシングなので「釣れたじゃなく、釣った」をやりたいですよね。

ブレイクやハンプのようなわかりやすい変化がない、フラットエリアでも、ボトムがそこだけ固い(ボトムマテリアルの変化)だったり、ウィードが濃いところが点在していたりなど、変化を理解し釣りをすれば、釣れる確率がガツンと上がります。

 

では、なぜ水中の変化を釣るのか。

魚が移動をする時、多くの魚は、何もないところを「フラフラ―っ」とは泳ぎません。

たまに泳いでる変わり者もいますが(笑)

 

バスはとある理由で、沖に出たり、あるいは岸に近づいてみたりと移動を繰り返します。

理由とはまさにベイトについて回ってることが多いんですが、ベイトについて回りながら岸に近づいてくるバスを想像してみて下さい。

ベイトの群れは地形変化を利用し隠れながら移動を繰り返しますが、バスもまた、ベイトと同じ動きをしながらベイトを常に意識しブレイクやハンプなどの地形を利用して追い込める地形に当たる瞬間を待ってると思うんです。

そんなベイトとバスの両者の緊張状態が張りつめたところへ、普段見慣れない動きをするルアーが通るもんだから、バスだって思わずバイトしちゃいたくなりますって話です。

 

②【基本】巻くと潜る、止めると浮く

クランクベイトは浮くスピードや、潜る深度はルアーの開発時点で決められ、それぞれのルアーにコンセプトを持たされて生まれてきますが、巻くと潜る、止めると浮くという特性のルアーです。

ゆっくり巻けば潜らず、ロングキャストをしてロッドを下に向けて倒して早巻きすればよく潜ります。

 

①でも少しだけ触れましたが、地形変化を釣ってくるだけでなくフラットエリアのボトムマテリアルの変化を感じたり、ウィードの濃さを感じたりする必要がある為、釣りをする際の最低限の条件として「巻いたらボトムが触れる」必要があります。

あまり触れませんでしたが、潜る深さが浅い分、シャロークランクの方が簡単です。

ディープ(深い)レンジを攻めるディープクランキングはボトムにタッチした時だけ「ルアーが今どこにあるのか?」がわかりますので、使ってるルアーがどのくらい巻いたら何m潜るのか?何秒止めたら何m浮き上がってくるか?など、使ってるルアーについての知識や、使った経験もかなり必要となる為、難しいです。

ボトムにタッチせず水中に浮いてるルアーが、今どのレンジにいるかがわからないとバスやベイトのレンジに合わせることができません。

なので「巻くと潜る、止めると浮く」そういったルアーですが、奥が深く、周りが釣れてない状況でも自分だけボッコボコみたいな状況になることがある不思議なルアーです。

使い手を選ぶという言葉が一番しっくりくるかもしれませんが、このクランクベイトで釣ることが出来る人は、他のルアーどれでも釣れちゃう人=釣りウマさんということになるのかなと思いますので、釣りウマくなりたいなと思ってる方は、是非、クランクベイト縛りな釣りをしてみてはいかがでしょうか。

 

③【応用】特殊な使い方その1、リアクション的な要素がある浮上バイト

クランクベイトの浮上バイトパターンって聞いたことありますでしょうか。

ホントにそんな言葉があるかどうかは不明ですが(笑)僕の中ではこの釣りこそ、クランクベイトの真骨頂と思ってます。

 

ブルーギルが水面に浮かぶ何かをポチュと捕食して、一目散に潜る姿を見たこと無いでしょうか。

 

この浮上バイトパターンですが、まず、季節・場所を問いません。

あえて言うなら「晩春」「初夏」「夏」「晩夏」「初秋」あたりのさまざまな魚が上を見る季節が強い釣りです。

①や②で解説してる通り、釣りをされる場所の地形変化を理解してることが前提ですが、使うルアーはボトムが触れるクランクベイトを選択して下さい。

 

この釣りは大別すると二つのパターンに別れます。

早巻きからの大きなアクションで誘う

早巻きでウィードや岩にコンタクトさせて一気に食わせる。

大きなアクションで、魚への誘いも大きく、強アピールな釣りなため興味を示したバスが、何だ何だ?と寄ってくる傾向があるように感じます。

 

キャスト→早巻き→ウィード(あるいは岩)へコンタクト→ロッドを上へ向けて「バシッ」と大きく早く立てる→数秒止めてルアーを浮上させる

 

ロッドを上へ向けて「バシッ」のところがキモです。

ここで「誘い」と「ウィードを切る」ことを同時に行ってます。

また、浮上させる間はラインにはテンションをかけず、ダルダルにして下さい。

ラインにテンションをかけるとルアーが真上に浮上せず、斜めに浮上してしまい、それでも釣れるんですが、せっかく切ったウィードをまた拾うことがあります。

岩がメインのフィールドに通う人はそれほど気にしなくていいんですが、僕のメインフィールドがウィードレイク琵琶湖なので、僕の場合だとウィードを切る動作が多くなります。

クランクベイトは頭を下に下げて泳ぐのでウィードを拾ったとしても、だいたいがリップでウィードを拾ってるだけなので、ルアーに絡んだウィードもすぐに切れます。

ウィードが切れたか切れてないかの判断は、ロッドを上へ向けて「バシッ」の後のルアーから伝わる「ブルッ」で判断できます。

ウィードが切れてなかったらルアーから伝わる「ブルッ」がありませんので、何度もロッドを上へ向けて「バシッ」を繰り返します。

 

それでもウィードが切れない場合、フックでウィードを拾ってる可能性がありますので、深度がもう少し浅いクランクベイトへ交換するか、巻くスピードを落としてあげるとうまくいくことがあります。

で、肝心のお魚さんからのバイトは、「浮上中」に出るか「浮上後の巻き始め」に出ることがほとんどです。

 

トロトロ巻きからの「ゆるーいアクション」で誘う

基本的に食い渋ってるときに有効な手段になります。

クランクベイトというルアーは、そもそもガクガク震えてハイアピールで、リアクション要素の多いルアーですが、その瞬間の魚に対し強すぎる時にトロトロ巻により食わせのルアーに変えることが出来ます。

また、使ってるクランクに対し、やってるエリアがシャローすぎたり、ウィードが水面に出るほど伸びすぎていたりで、早巻きでは障害物に当たり過ぎる時にも使ったりするテクニックです。

やり方は簡単で、ウィードや岩にタッチしたら、リーリングをストップし、ラインのテンションを抜いて浮上させます。

この釣りも、「浮上中」に出るか「浮上後の巻き始め」に出ることがほとんどです。

早巻きからのウィードを切っての浮上パターンより簡単にやれるので、このトロトロ巻きを練習して慣れたら早巻きにシフトしていくやり方がいいんじゃないかなと思います。

 

また、余談ですが、浮上パターンで出る魚はデカいことが多く、ルアー丸呑みみたいなことも多い釣りなので、ラインの結び目付近のチェックは必ずして下さい。

そして、ラインテンションを抜いた釣りなので、使うルアーのフックはキンキンのものを使うようにした方が、バイトから取り込みまでにバラしてしまう確率を減らせます。

 

釣行記をいくつか紹介

まずは早巻きからウィードを切ってのリアクションパターンの記事です。

50UP!台風一過、食い渋った時こそイヴォーク2.0によるリアクションパターン

この日は台風一過の直後。

完全にバスはやる気なしなモードで、ゆっくり優しくなクランクの釣りをするも不発。

かなり状況的には壊滅状態でしたが、ダメ元で早巻きのリアクションパターンを試すと、ガツンときました。

今でもハッキリと脳裏に焼き付いてる、思い出深い57cmの大きなバスでした。

 

50UP出ましたぞ!秋のクランクで再現性がありそうな釣り発見

ベイトの接岸を水面の波紋で確認し、早巻きリアクションパターンからスタート。

しかし、その日のバスの状態は思った以上に悪く全くの無反応。

トロトロ巻きへ即変更して、ラインをダルダルにたるませた瞬間、ラインに違和感。

丸呑みで上がってきたバスは、またも57cmのビッグバス。

 

最後にykのタックル紹介とオススメのセッティング

すみませんね。

ykがそもそも道具にこだわりを持つタイプではないので、紹介するのもお恥ずかしい(笑)

ですが、やっぱり気になると思いますので載せちゃいます。

リールは古すぎて廃盤なため、買いたかったらオークションや中古ショップとなりますが、4000〜5000円くらいで買えると思います(笑)

 

ダイワ ブラックレーベルFMシリーズ

 

 

カーボンとグラスのコンポジットロッドです。

おかっぱりなので長めのレングスの7フィートを選択。

クランクをやるならコンポジットロッドがオススメです。

カーボンロッドでも出来ますが、弾く、バレるがよくありますので、確率を上げる意味でもyk的にはコンポジットロッドが絶対と思ってます。

釣りにはいろいろな考えが存在するので、ご自身に合った釣りを模索して下さい。

 

アブガルシア レボエリートCB

 

ギヤ比が6程度で左ハンドルで遠心ブレーキだったら何でもよかったのでヤフオクで4500円で購入。

全部をバラシて洗浄して組直し。

ブレーキ設定をユルユルにしてるので向かい風なんかの日には少し難がありますが、問題なく使えてるのでいい買い物したなと。

で、気をよくして二つ目もヤフオクで購入。

それも4000~5000円でしたが、これもまったく問題なし。

ラインの太さを変えて巻いてるので、日によって使い分けをしてます。

 

ということで、長々と書かせていただきましたが、理解できましたでしょうか(笑)

わかりやすい説明にするために、この記事も時折読み返して、編集を重ねたいと思ってます。

質問があれば、どしどしコメント下さい。

ちなみに次回はバイブレーションです(笑)

 

さて、寒い(これを書いてるのは11月15日)けど釣り行ってきまーす。

 - ルアー紹介

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