梅雨から初夏にかけてのバス釣りシーズナルパターン攻略
タイトルにあるとおり、今回はシーズナルパターン攻略についてを書きたいと思います。
今の時期にドンピシャのシーズンに合わせたバス釣りセオリー的なことを書きたいと思ってます。
月で言えば、5~7月といったところで、アフタースポーンの魚も混じり、難しいと言われますが、僕が一年で一番バスが釣れる時期です。
この時期のブラックバスのことを乱暴にザックリ言ってしまうと、「アフターの魚」と、「アフター回復の魚」です。
じゃあ、その難しいとされる魚に、どうアプローチすべきか?と言うことを書いちゃおうと思います。
①ブラックバスの主な行動
この時期のブラックバスの行動からいってみましょう。
この時期、ブラックバスはほとんどの個体がアフタースポーン(産卵後)となってます。
メスは産卵し体力を使い、オスは産卵後の稚魚を1ヶ月程度、何も食わずに守ります。
多くがそのスポーニングに絡んだ直後の個体になります。
ので、フルマラソン直後にカツ丼大盛りを食えって言われても食えないのが通常でしょうね。
で、水温に関しても、上ったり下がったりを繰り返しながら徐々に上昇していく時期なので、変温動物の魚にしたら大変です。
いろいろな意味で弱ってる魚なので、岸際でスポーニングを終えた多くの魚は、近くのストラクチャーやカバー付近で浮き傾向な状態になります。
縦ストラクチャーが強くなるのは、これが要因と思います。
で、回復を目指すバスはベイトを追い掛け回すわけではなく、基本的に待ち伏せ系が多くなるように感じます。
②ブラックバスのメインとなるベイト(エサ)
①で書いたような行動をとるブラックバスのメインベイトは何なんでしょうか。
おそらく大きく分けて、エビ・カニ系の甲殻類or岸際をチロチロ泳ぐベイトフィッシュの二通りが考えられます。
そして、水温が上り、失った体力が回復傾向になってくると、大型のバスはギルネストを狙うようになります。
ギルネストとは、いわゆるブルーギルの産卵床のこと。
ブラックバスとブルーギルの産卵は少し時期がズレていて、バスが回復しだすとブルーギルを簡単に捕食する為、ギルネストを狙いだします。
③デイゲームとナイトゲームでのルアー選択
①、②で書いたことを元にルアー選択するのがこのシーズンを攻略する鍵でしょう。
5~7月と、たった3ヶ月ですが、バスの回復に合わせて、状況が激変します。
が、一貫して強いのが岸際ベッタリの魚を狙ったルアーが強くなります。
僕はバイブレーションが好きで「縦ストラクチャー」だろうが「岸際」や「ギルネスト」であってもバイブレーションばかり投げますが、着いてる場所がある程度予測できるし、わかってる状態なので、効率よく次々打っていけるルアーがいいでしょう。
当然、バイブレーションじゃ早すぎたり、引っかかりすぎたりしますので、クランクベイトやスピナーベイトも強くなったりします。
しかし、上で書いた巻物ルアーでは出ないようなシチュエーション(デイゲームの真昼間など)では、巻いてばかりもいられません。
そんなときに僕は「テキサスリグ」や「直リグ」「フリーリグ」などを使ったウィード(エビ藻メイン)の釣りをやることもあります。
エビ藻は縦に伸びるウィードなので、その中に落としていってあげれるようなリグが強くなるかなと思ってます。
④梅雨特有の雨の影響
この時期、やっぱり雨が多くなります。
これで発生する影響を知っておくことも大事でしょう。
影響大なのが水温の上下
水温を公開してるところはたくさんありますので、逐一チェックすべきでしょう。
一気に上りすぎても、下がりすぎてもバスはタフります。
琵琶湖特有の洗堰の放水
放水量が大きくなれば流れが強まり、普段はない流れが出たりし、バスにもベイトにも影響をだします。
雨による濁り
流入河川から入ってくる濁りだけではありません。
雨が降るとあちこちから泥を含んだ水が流れてくるので濁ります。
酸素量
雨が水面を叩く事で水の中の酸素が増えるそうです。
いくつか要因をあげましたが、全てが一概に悪く作用するわけではなく、それがいい場合もあります。
突き詰めていけば、何かしらのパターン的なものがあるかもしれませんが、現地に行ったらコロッと激変ってこともありますので、逆に楽しいですよね。
まとめ
もう一度、この時期のブラックバスのことを乱暴にザックリ言ってしまうと、「アフターの魚」と、「アフター回復の魚」です。
日によってかなり激変する時期で難しい反面、その分アジャストしていくような楽しみ方ができる時期でもあります。
釣れる要因、釣れない要因がたくさんありますが、まずは釣れる要因を増やしていく行動をとることが大事かなと思います。