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落水事故と低体温症を理解して水難事故を超絶回避

   

どーも。ykです。

寒くなりました。

バス釣りのセオリーには「低水温期ほど自己ベストが出る」というのがあります。

低水温になると、魚の代謝が著しく低下し、「やせない」状態になり、それでも餌を食える強い固体はひたすらに太っていきます。

 

 

そんなハイクオリティーなブラックバスが釣りたくて、冬のバス釣りが好きっていう人が多いです。

今回記事では、そんなブクブクに太ったバスの釣り方ではなく、「デカバスの魅力に隠れてしまっている水難事故の危険」についてを書きたいと思います。

冬にハイクオリティーなデカバスが釣りたかったら、ぜひ見ていってください。

※もちろん海でも使える知識ですよ

 

前置き

特に、釣れるブラックバスに対して「長さより重さ」に重点を置くアメリカンスタイルな人ほど、冬(から春先にかけて)の低水温な時期の釣りを好む傾向が強くなります。

そういう系の釣りが好きな人たちは、経験が豊富で「危険回避の知識」や、「過去の事故」などにも精通しており、「自分が出来る最大限の注意」というものを心がけ、慢心せず、そういったことへの知識に対し貪欲だったりします。

が、まだ始めたばかりのバサーにとっては「クオリティーの高いブラックバスの魅力」や「寒い時期の釣り方やセオリー」への知識欲だけが先行してしまい、危険回避がおろそかになりがちなようです。

 

せっかく大好きになったバス釣りです。

知らずに命を落とすようなことは絶対に避けましょう。

どんなに気をつけてるとしても、「自分は大丈夫」とは絶対に思わず、常に「知識や認識が自分には足りてない」と思っておきましょう。

 

①落ちたときの最優先は落ち着くこと

運悪く落水したとき。

まずは「水から上がる事を考える前に、落ち着く」ことが重要なようです。

前提の話です。落ち着いてください。

と、言われて落水して落ち着ける人間は稀ですね(笑)

なので、落水してから落ち着くのではなく、落水したときどうやって落ち着くか?を事前に考えておきましょう。

 

②ライフジャケットは必須です

SNS(ツイッターだったかな)で、こんなことを言う人に出会ったことがあります。

「俺はライフジャケットを着けると、どうしても安心しすぎて、足場の悪いところにも無理して入って行っちゃう性格だ」

足場のいいところでも、石ころ一つで転ぶのが人間ですよ(笑)

朝起きたら顔洗うのと同じであり

ウ○コしたら拭くくらい重要であり

ライフジャケットは釣りのときのユニフォームなのです。

 

①でも書きましたが、落水時は落ち着くことが最優先。

ライフジャケットを着てれば、落水時も落ち着く要因の一つとなるでしょう。

 

③低水温の怖さ

低水温期の秋・冬・春の落水は、水温が低ければ低いほどリスクが跳ね上がってしまいます。

落ちたー、濡れたー、寒いね、では済みません。

 

落水者は体温を流出する

落水したとき、ライフジャケットを着けてれば、すぐには溺れません。

落水した人がどれほど体温が奪われのか、低体温症に陥るのに、時間がどれくらいかかるのかを調べました。

●水温と体温流出時間
水温     意識不明    生存時間
0℃     15分以内   15~45分
0~5℃   15~30分  30~90分
5~10℃  30~60分  1~3時間
10~15℃ 1~2時間   1~6時間
15~20℃ 2~7時間   2~40時間
20~25℃ 2~12時間  3時間~不明

以外に長いな?と感じるか、短いなと感じるかはそれぞれの感覚でしょうが、落水時に「頭を打って気絶した状態」などであれば、こんな時間はあっさり経過するでしょう。

ライフジャケットで浮いてたとしても、助からないことだってあるわけです。

落ちない努力が何より必要と感じます。

 

低体温症の体温(コア)別症状

軽度  ~35℃・・・・・さむけ、皮膚感覚の麻痺、手の動きが鈍くなる。ふるえが始まる。
~34℃・・・・・筋力の低下、筋肉の協調運動の障害、軽度の錯乱、無関心状態。

中度  ~32℃・・・・・筋の協調運動の障害が激しくなる。よろめく。手が使えなくなる。思考や会話が遅くなる。
~30℃・・・・・ふるえが止まる。体が強直し、歩行や起立が困難となる。思考の論理性・統一性が失われ、錯乱状態に陥る。

重度  ~28℃・・・・・半昏睡状態。瞳孔が拡大し、心拍・脈拍が微弱になる。
~26℃・・・・・昏睡状態。心停止。
~16℃・・・・・救命しえた成人の偶発性低体温症の最低体温

ふるえることで体温を維持しようと体が反応しますが、ふるえが止まる~30℃くらいから一気に加速して体温が下がるそうです。

 

④秋冬は減水傾向

秋から冬になると、野池やリザーバーは減水することが多いです。

琵琶湖も現時点(2018年11月)で減水して、普段は水に浸かってるところも露出してます。

露出してるところは乗って釣りをするのが可能で、岸際ビッタビタまで近づいて釣りをするケースもあり、「満水時に水に浸かってたところ」は乗ると滑ります。

雨なんかで濡れるとさらに滑ります。

また、満水時に絡んでしまった捨てラインなどがあり足をとられコケます。

※捨てラインを見つけたら拾うようにしましょう

 

対策は打てます。

釣具屋さんに行けば、靴底がフェルト素材のものや、スパイクなどが売られてます。

買って対策を打ちましょうよ。

金で安全が買えるなら安いもんです。

※とはいえメーカーさん、価格をもっと安くしてくれ

 

まとめ

過去事例など載せるつもりでしたが、ちょっと他記事を探してみたところ船の水難事故が多く、おかっぱりの事故があまりありませんでした。

ニュースにならないだけで、たくさんあると推察してます。

もし、ご存知の事故などありましたらコメント下さい。

記事URLを貼ったり、知ってることを書いていただいても結構です。

知ってもらうことが大事と思ってますので、ぜひコメントお願いします。

 

2018/1/1から11/25までの戦績。
【60UP】1
【50UP】55
【40UP】132
【40未満】32
【全釣行回数】150
【デコった釣行】26

 

 - バス釣りテクニック

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