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釣行後の簡単なリールメンテナンスでベイトリールの寿命を延ばす

   

どーも。ykです。

今回は「誰でも」「簡単」にできるベイトリールのメンテナンスの話を書きます。

こういうリールメンテナンスの話をすると「バラして組み上げるとネジが1~2個あまる」という意見が出ます(笑)

結局はメンテは無理という答えになり、ノーメンテなリールが中古市場に出回るっていう結果になります。

 

 

中古でリールを買うと、見た目がキレイなリールだったがバラしてみると中身は老人のよう。そんなリールに出会うことがあります。

新品で買って大事に使ってるリールであれば、「バラさない簡単なメンテナンス」で寿命が延ばせる(可能性がある)ので、その手法をご紹介します。

今回紹介する水洗いですが、「グリスが乳化する」という話も聞いたことあります。

リールメンテは自己責任でお願いします

 

淡水も舐めたらアカン

このブログを見に来る方は、淡水でバスを追いかけるのがメインでしょう。

淡水だから釣りをした後に何もしないで片付けてしまう、って人は間違えてます。

キーワードは「不純物を含んだ水」です。

 

琵琶湖を例えに出します。

夏は特にですが、南湖のあちこちで「アオコ」が発生しリールに巻いてるクリアなラインが緑色になるという経験は皆さんしてるはず。

濁りが入るコンディションのときもラインが汚れること多々ありますね。

じゃあラインだけ汚れてるか?というと、そうではありません。

釣りを終えた後はリールはベチャベチャに濡れてるはずです。

もちろん水は液体ですから、ギアが入ってるところも「スプール」→「シャフト」→「ピニオンギア」と伝ってきて内部に侵入します。

不純物たっぷりの水がリール内部のギアまで到達するってことです。

このままリールが乾けばどうなるか。

まずギアに塗られたグリスが著しく劣化します。

不純物が大きければギア自体を傷めます。

特にシマノで採用されてるマイクロモジュールギアは、その名前の通り歯面がめちゃくちゃ細かいです。

ので、ギアとギアが噛んだ時のクリアランスは他のギアと比べても狭く、そもそも「少ないグリス量で金属を保護」してる状態となり、不純物が入ってしまったら調子をすぐに崩します。

マイクロモジュールギア以外でも不純物に弱いという点では、どんなギアでもグリスに頼ってるので傷むのは同じですね。

湖面が荒れれば砂を含んだ水となりますし、南湖のようにプランクトンの多いところではリール内部はすぐに汚れます。

淡水も海水も共に「ノーメンテナンス」は大事なリールの寿命を縮めます。

 

釣行後は必ず水洗い

釣行後の水洗いは、淡水、海水問わず基本中の基本です。

イロハの「イ」です。

目的は不純物をたくさん含んだ水を洗い流してあげることです。

そして水洗いする際には、「お湯を使う」と「水に浸ける」は厳禁です。

必ずシャワー的なもので水で洗ってください。

で、ドラグはギチギチに締めて水をかけてください。

お使いのリールメーカー、使ってるグリス、などなどで変わってくると思いますが、お湯で洗うとグリスが溶け出して流れてしまうと言われてます。

そして洗い終わったら、リールの外側をキレイに拭いて、陰干しして内部も乾くのを待ちます。

 

グリスが切れてないうちは

グリスが切れてないうちは、グリスアップは不要だと思います。

必要なのは、水洗いで落ちてしまったオイルを注油すること。

グリスが切れてるかどうかは普段使ってる段階で気づくと思われます。

巻き心地の劣化やギアノイズの音量などで気づきます。

また、巻き心地の劣化やギアノイズが気になりだしたらグリスアップなどで誤魔化すのではなく、古いギアグリスを脱脂して洗浄し、新しいグリスを入れるようなオーバーホールをおススメします。

 

今回は、まだグリスが切れてない、巻き心地もまだまだ大丈夫なリールを前提に書きますね。

オイルを注す場所はリールによって違いますが大体は構造が一緒なので、大まかな場所を紹介します。

基本的には「スプールの回転を支えるところ」に注油します。

スプールの回転を支えるものの多くはボールベアリングが入ってます。

そういったところへ「サラサラ」したオイルを注油するんですが、じゃぶじゃぶ入れちゃうとリールの回転に合わせて飛び散ってしまいます。

飛び散ったオイルが悪さをして、他の場所のグリスを溶かしてしまうなどの2次災害が発生するので注油は少量で問題ありません。

 

手順

僕の場合、毎日のように釣りに行くことを考え水洗いをした後はなるべく早く乾くように、

メカニカルブレーキのキャップを外す

スプールを抜く

サイドプレートは外したまま

といった状態で置いておきます。

そして、洗う時に締めたドラグはユルユルにして乾かしてください。

 

そして釣りに行く前にリールが乾いてることを確認して注油作業をするのですが、僕が注油するのは3箇所だけです。

僕が使ってるオイルはシマノのスプレーオイルです。

 

注意して欲しいのは、スプレーなので思ったよりオイルが出過ぎちゃう点。

直接吹き付けるのではなく、ティッシュなどに吹き付けて、先っちょの雫をチョンと塗るようにしてます。

 

①メカニカルブレーキの、、穴?

穴の名称がわかりません(笑)

穴の中にピンで止められたBB(ボールベアリング)があるので注油。

じゃぶじゃぶ入れるとピニオンギアから内部のギアまでオイルが回ってしまうので、ボールベアリングだけに対し半滴だけ。

 

②スプールに付いてるBBとシャフト

こちらもピニオンギアに干渉するので、薄っすらだけオイルを塗り伸ばす感じで。

 

③ブレークシューが当たる摺動面(しゅうどうめん)とBB

こちらはギア側から反対なので注油量には神経質にならなくて大丈夫ですが、釣りをしてると手でパーミングするところになるので、注油しすぎて漏れてくると手がオイル臭くなります。

やはりちょっとだけでOKです。

 

まとめ

僕がやっている日々の簡単なベイトリールのメンテナンスを紹介しました。

①水洗い

②陰干し

③注油

この行為自体が正解かどうか不明ですが、僕はこれで大きな不具合になったことはありません。

このリールが当たりだったというだけかもしれません(笑)

再三言いますが、ご自身でやる場合は自己責任でお願いします。

また、リールの寿命は「根がかりしたときの対処」でも大きく変わります。

根がかりしたルアーをそのままリールで引っ張るとギアやシャフトが逝ってしまいます。

そして、持ってるリールが既に不調を抱えてるのであれば、メーカーへオーバーホールに出すことをおススメします。

 

2018/1/1から12/17までの戦績。
【60UP】1
【50UP】57
【40UP】142
【40未満】32
【全釣行回数】158
【デコった釣行】26

 

 - バス釣りテクニック

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