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【バス釣り】バス釣りを始めるための基礎知識とイニシャルコスト

   

どーも。ykです。

今回は、これからバス釣りをやってみたいなって人へ向けた記事です。

正直に言います。

「特定外来生物」を釣って楽しもうというのがバス釣りなので「楽しい」だけではありません。

マイナスな部分がたくさんあり、昔からバス釣りしてた人の中には「マイナスな部分に疲弊して海釣りに転向していった人」も多くいます。

 

 

それでも、我々バスを釣る人を魅了してやまないのがバス釣りのゲーム性にあると僕は考えます。

他の釣りにはない魅力がそこにあります。

たくさん考え、たくさん学ぶほど釣る事が可能になる。

そんな「魅力」と「マイナス」を持ったバス釣りを紹介しつつ、今回は「バス釣りの始め方」を書こうと思います。

 

魅力

魅力はゲーム性と言いました。

そこら辺をがっちり書いて「俺もバス釣りしてー」となってもらいましょう。

まず、魚釣りをして、実際に魚が釣れちゃっただけで「めっちゃおもしれー、もっと釣りてー」ってなります。

これは誰でもなります。

餌で釣る、ルアーで釣る、網ですくう、どれでも楽しいです。

バス釣りの場合、ここにゲーム性が追加されます。

バスのいる場所を予測し、バスが食ってる餌を考え、それに合ったルアーを選び糸を結んで投げます。

偶発的に「釣れた」ではなく、必然的に「釣ってやった」となるんです。

何よりこれが最大の魅力でしょう。

 

ゲームと言えばTVゲームやスマホゲームなどたくさんあります。

が、これらの前提は「プレイヤーがコンピュータに勝つ」ことで楽しい気持ちになるんでしょう。

バス釣りは違います。

基本的に負け越します(笑)

難易度が恐ろしく高いんですが、偶発的に「釣れた」ではなく、必然的に「釣ってやった」がプレイヤーの勝ちです。

このおそろしいまでの難易度の高さと、それに打ち勝ったときのギャップに魅了されて、バサーたちは今日も水辺で糸を垂らすんです。

 

マイナス

2005年に特定外来生物に認定されてしまったブラックバス。

特定外来生物ブラックバスと小池百合子大臣(2005年当時)

 

2020年問題もあります。

2020年問題とブラックバス

 

恐ろしい話ですが、学校教育で「この魚は悪い魚です、生かしておいてはいけません」と教わるそうです。

この記事を見に来てくれた方は、バス釣りが始めたいけどどうしたらいいんだろうという人と思われます。

ブラックバスと聞いて、まず一発目に何が浮かぶでしょうか。

多くのバス釣りをしない人は、

「駆除対象」

「どこでも増える」

「わんさか繁殖して一面バスだらけ」

「大きな口でたくさん食べる」

こんなとこでしょうか。

教育と固定概念、恐ろしいです(笑)

僕は学者じゃないですし、ただの釣り人としての素人の意見ですが、

「言うほど増えれません」

「言うほど食いません」

「バスだらけっていうほど釣れません」

「思ったより成長が遅いです」

 

こういった偏った情報をバス釣りをしない人は持っていて、現地で「その考えは違うな」と思っているバサー。

そういう間違ったことを何度も質問されるバサーは、その度に疲弊していきます。

そして国から特定外来生物として認定されてるブラックバスを釣る人たちも、各自治体から嫌がられる存在です。

よく目にするのは

「地域住民とバサーとの揉め事」

「車の違法駐車」

「夜に敷地に入る」

「釣り人が捨てていくゴミ」

などなどです。

バス釣りは「させてもらってる」ものと認識してから始めて欲しいと願います。

そのちょっとした意識だけで、日常のつまらないことから開放されて、楽しい非日常なひと時を過ごすことができるんです。

 

ロッド(竿)

いよいよここから本題となります。

イニシャルコスト(初期費用)が関わってくるお話となります。

竿を英語にするとロッドとなります。

バス釣りをするロッドは非常にたくさんの種類があります。

どれ買ったらいいかなんてわかりませんよね。

まず、大きく大別すると2種類のロッドに分かれます。

 

スピニングロッド

初心者向けですが、プロも使います。

と言うのも、バス釣りのほとんどが後で登場する「ベイトロッド」でまかなわれるんですが、スピニングロッドじゃなきゃダメなシーンと言うのが存在します。

スピニングロッドは基本的に「軽いルアー」や「小さいルアー」を投げるためのロッドと思ってください。

なぜ、それが初心者向けなのかというと、スピニングロッドは後で登場する「ベイトロッド」に比べ格段に投げやすいんです。

なので始めて釣りをする人はスピニングロッドから入るべきと思います。

スピニングロッド向けに発売されてるルアーなどもあるので、それについても後に書きます。

 

そして費用の話になりますが、僕の個人的な感想ですが、バス釣り用のロッドは1万円を目安にガラッと性能が変わります。

これは開発に「関わる費用+使われてる部品」で値段が上がるので当然使いやすさに直結します。

お金にゆとりがあるなら1万円を目安にそれ以上を買いましょう。

「続けていくかわからない」のであれば、数千円から買えるロッドもありますので、それでも問題ありませんが、わりとすぐ折れたりします。

初心者オススメのスピニングロッド

ゾディアス264L-2です。実売価格が12000円程度です。


ベイトロッド

ベイトロッドは始めてやる人には不向きです。

まずはスピニングロッドで思ったようにルアーが投げれて、思ったようにルアーを操り、ある程度バスが釣れる様になりましょう。

スピニングロッドで釣りを始めて、のちのち理解していきますが、サイズの大きなルアーじゃなきゃ釣れない場合があります。

前に書いたとおりスピニングロッドでは大きなルアーを投げることに向いてなく、大きな重たいルアーはベイトロッドの独壇場となります。

こちらもスピニングロッド同様に1万円を境に性能がガラッと変わります。

スピニングロッドで釣りやマナー、バス釣りの楽しさやマイナス部分を覚えて、いよいよハマってきたらベイトロッドを買う感じでいいんじゃないでしょうか。

初心者オススメのベイトロッド

ゾディアス1610M-2です。こちらも実売価格が12000円程度です。

 

リール

リールと言うのは糸を巻く機械です。

ロッド同様に値段で性能が比例します。

性能の多くは「快適に釣りをする」ことに向けられてます。

ロッドを大きく大別して2種類としましたが、ロッド同様に大別すると2種類あります。

 

スピニングリール

スピニングリールはスピニングロッドと対になります。

ベイトロッドにスピニングリールを付ける。のは間違いです。

取り付けれなくはないんですが、すこぶる使いにくい状態になります。

例えるなら、ドデカいトラックに軽自動車のエンジンを積むようなもの。

ぜんぜん走りません。

 

で、問題のイニシャルコストですが、5000円程度のもので十分になんとなく使えます。

あくまで「なんとなく」です。

バス釣りで最強に高い、鬼ハイエンドモデルは6~7万円くらいです。

それをいきなり買って「止めれない状況に自分を追い込む」もアリっちゃアリですが、5000円程度で十分釣りになります。

あくまで個人的にですが、スピニングリールには4000円くらいに壁があるように思います。

4000円以下は、樹脂系のパーツが増え、おもちゃっぽくて壊れやすいです。

ベイトリール

ここは賛否両論となるところ。

と言うのも投げるのが難しいベイトリール。

値段に対して性能は「いかに快適にルアーを遠くまで飛ばすか」に集約されます。

回転運動で釣り糸を放出し、ルアーを前に飛ばす仕組みです。

巻き心地のよさも値段で変わりますが、なんと言ってもベイトリールの一番のトラブルは糸のトラブル。

バックラッシュと呼ばれる事象で、糸が巻いてある部分がモジャモジャになります。

ルアーが飛んでいくより、釣り糸が出る量が多すぎると、釣り糸がモジャモジャになるトラブルに見舞われます。

それを防ぐため「適度なブレーキをかける」という考え方が存在し、リール自体にブレーキシステムが組み込まれてます。

安いものはこのブレーキがウ○コです。

ウ○コブレーキで釣りをするとトラブルに見舞われますので、慣れが必要です。

 

初心者がいきなりベイトリールを買うと釣りになりません。

スピニングでまずは基本の投げ方や釣り糸の特性などを覚え、そこが始めてスタートラインです。

 

さて、そんなベイトリールのイニシャルコストですが。

僕はエントリーモデルは1万5000円からと考えます。

メーカー希望小売価格が1万5000円ではなく実売価格が1万5000円程度。

この辺から、ブレーキシステム、ルアーの飛距離、巻き心地のよさなどが目に見えて出てきます。

 

ルアー

ルアーに関しても「スピニング向け」「ベイト向け」が存在します。

重さで大別して別ける方が多いので、今回も目安として重さで書いてみます。

バス釣りのほとんどが「ベイトロッド」でまかなわれると書きましたが、その根拠について。

僕の「スピニングorベイト」の分け目の重さは7gと思ってます。

スピニングは7gまで、それ以上はベイトでという考えです。

で、ベイトが基本となる大きな理由の一つとして、バス釣りでよく使われるルアーは7g~14gと言われてます。

 

ルアーの重さをgで書いてないルアーもあるので、よく使われるoz(オンス)を少し書きます。
0.9g = 1/32oz
1.8g = 1/16oz
3.5g = 1/8oz
7g  = 1/4oz
——スピニング&ベイトの境目—–
10.5g = 3/8oz
14g  = 1/2oz
17.5g = 5/8oz
21g  = 3/4oz
28g  = 1oz

 

スピニング向けルアー

ルアーの種類を大きく別けると「ソフトルアー」と「ハードルアー」に別れます。

ソフトルアーを「ワーム」という言い方をすることもあります。

スピニングで釣りをする場合、多くはこのワームを使った釣りが主体になります。

ワーム自体が軽いからと言うこともありますし、ハードルアー(プラスティックや木)の多くが7gを超えるものが多いからです。

ただし「スモールプラグ」と言われる小さなハードルアーもあり、スピニング向けのハードルアーもあります。

まずはワームをいくつかそろえて釣りに行き、「どんなところにバスが潜んでるか」を実際にバスを釣ることで経験を重ねるのがいいと思われます。

 

また、ワームだけでは魚は釣れません。

針やオモリが必要です。

ここで簡単な仕掛けを2つほど紹介しておきます。

ノーシンカーリグ

ノーシンカー(オモリ)がないリグ(仕掛け)と言う意味です。

ワーム単体をパッケージから取り出し、針に刺して、オモリはつけずにそのまま投げます。

写真はノーシンカーワッキーなどと呼ばれるリグです。

※見えにくくてすみません(笑)

※そのうち写真差し替えます(笑)

 

水中に引っかかるものがたくさんあるときはオフセットフックと呼ばれる針を使い、引っかかりにくくして使います。



 

 

テキサスリグ

ノーシンカーで紹介したオフセットフックでセッティングした針の上に中通しのオモリをつけた状態です。

この使うオモリが重くなれば、スピニングではなくベイトで使ったりします。

※見えにくくてすみません(笑)

※そのうち写真差し替えます(笑)

 

 

 


 

ベイト向け

ハードルアーが主体となります。

中には例外もあり、「ビッグワーム」なんてな種類もあってベイトで投げる用に作られたワームもあります(笑)

基本は重たいものを投げることに向いているベイトなので、投げるものはハードルアーが多くなります。

ただ、さらに例外があり(笑)昨今のベイトリールのブレーキが進化したことにより、軽いものでも投げれるようになってきたので、ベイト1本でワームからハードプラグまでを幅広くカバーしたりもしてます。

どちらにせよ、ベイトを使って投げるにはある程度の修練が必要なので、スピニングでまずはバスが釣れるようになることが肝心です。

ベイトで使うルアーのオススメをいくつか紹介しておきます。

 

 

まとめ

1万円のスピニングロッド、5000円のスピニングリール、ルアーや小物類をそろえて、とりあえず釣りが出来る状態となるまでは、2~2.5万円くらい。

水辺は危険がいっぱいなのでライフジャケットもあわせて買って欲しいです。

ライフジャケットが安物で5000円くらいで売ってます。


3万円あったら、とりあえずスピニング1本で釣りが始められます。

そして、いろいろやってみると「どうしてこんなにたくさんの種類のロッドやリール、ルアーがあるんだろう」というのが、「必要だから」とわかります。

そしてどっぷりハマるとロッドやリールも1~2本ではなく、5~8本と増えていきます。

状況に合わせて使い分けるんですが、こういうのを「アジャスト」と言ったりします。

一緒に「アジャストして釣ってやったわ」とか言いながら喜びましょう。

 

2018/1/1から12/23までの戦績。
【60UP】1
【50UP】57
【40UP】143
【40未満】32
【全釣行回数】159
【デコった釣行】26

 

 - ルアー紹介

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